レニングラードカウボーイズをみた(2回目)。
久々にカウリスマキ映画を見たけども、この独特の間って単なる手抜きではないのかと思った(黙っている人を正面から撮って長めにつなげれば、出来上がり)。確かに雰囲気はあるけどそれだけなので、喚起されるものがあまりなくて、むしろその間が邪魔してなにかもどかしさを感じてしまった。
といいつつ、この映画は面白いと思う、それに好きだ。旅の過程でバンドの曲調がポリシーなく変わっていくのは楽しくて、盛り上がりきらない感じがぽくてよい(いつものことながら)。ラストの結婚式のシーンはしみじみぐっとくる、そこがアメリカじゃなくてメキシコということも含めて。